下がったトミー・ジョン手術の心理的ハードル 中学生までも経験/下

毎日新聞 14日 06:30

... 高崎・佐藤龍月インタビュー 「ケガした子の背中押す選手に」 神戸国際大付・津嘉山憲志郎インタビュー 「骨が成長途中にある選手は適さない」 大学などでプレーを続ける予定の高校3年生が引退後のシーズンオフを利用して手術する例がある。術後の実績がなくても、復帰を見込み、大学側も野球推薦での入学を認めるケースがあるからだ。中学生でも手術を受ける選手がおり、TJ手術の低年齢化は進んでいる。 TJ手術の執刀歴 ...

同志社大ラグビー部、脱低迷へ 「マイ便器制度」で磨く自立心

毎日新聞 13日 15:30

... たらその都度、ブラシやウエットティッシュで掃除します」と言う。 Advertisement 背景には、近年の低迷がある。そもそも大学ラグビー界屈指の名門大だ。元日本代表監督で、「ミスターラグビー」と呼ばれた平尾誠二さん(2016年死去)らを擁し、1982〜84年度には全国大学選手権を史上初の3連覇。関西リーグ優勝は最多の48回を誇る。だが、関西リーグは2015年を最後に優勝はなく、23年には7戦全 ...

人手不足「振り払う一打」に 離島の造船関連企業、社会人野球参戦へ

毎日新聞 9日 09:30

... 、山本さんは頭を悩ませていた。 人材確保に「野球部を作ったら」 「岩城島に硬式野球部を作ったら、すぐに若手が集まりますよ」。24年2月、岩城島で開かれたプライベートの宴席で知人から提案を受けた。高校や大学を卒業後も、社会人として本格的に野球を続けたい若者が多くいる一方、全国で受け皿となるチームが限られる現状も聞いた。岩城島には野球場とトレーニングジムがあり、岩城島と橋でつながる生名(いきな)島には ...

こぼれ落ちる人々 記者が感じた社会のひずみとスポーツ界との距離

毎日新聞 8日 06:00

... <不公正に見向きもせず開催へとひた走るその様に大いに戸惑った。これはもうスポーツではない。そう思った> 2月、兵庫県の六甲山地の西にあるキャンパスを訪ねると、研究室は書籍であふれていた。4月から東京の大学に移るという。引っ越し作業の真っただ中の平尾さんは関西弁で親しげに迎えてくれた。「わやで(ごちゃごちゃして)すんません。東京で新たな挑戦ですわ」 大阪府内の中学でラグビーを始めて19年、選手を引退 ...

壷井達也 中野コーチは「ほんのちょっとの弱い部分を詰めてくれる」

毎日新聞 6日 17:17

... 復。練習後の取材で、初出場となる世界選手権に向けて「きちんとした準備が本番の出来につながってくる。自分のベストを尽くすしかない」と意気込みを語った。 現在は競技に専念するため神戸大を休学中で、将来的に大学院で研究したいことなども話した。壷井選手のコメントは次の通り。 鍵山優真選手とのジャンプの違いは… <現在のコンディションはどうですか> 4大陸(選手権)が終わって、その週の週末ぐらいに胃腸炎にか ...

大谷龍太監督ら新指揮官が初陣 JABA東京スポニチ大会8日開幕

毎日新聞 6日 09:00

... と決勝は11日に神宮球場で行う。 C組のトヨタ自動車東日本は、米大リーグでプレーする大谷翔平選手の兄龍太新監督の下で初陣に挑む。昨年大学4冠の青学大からJR東日本に入った児玉悠紀投手らにも期待だ。 Advertisement A組で宮沢健太郎新監督率いるENEOSには、大学日本代表の国学大・神里陸捕手らが加入。2年連続で2大大会を逃したHonda鈴鹿は真鍋健太郎新監督の体制で再起を懸ける。 B組で ...

センバツV選手が「安易な考えだった」と気づかされた異世界の挑戦

毎日新聞 6日 08:00

練習後のミーティングに臨む日立の村山修次監督(左)=横浜市戸塚区で2025年1月20日、黒詰拓也撮影 春のセンバツ高校野球で甲子園の頂点に立ち、大学、社会人でも活躍した後、異なる世界で実績を上げてきた指導者がいる。女子ソフトボールのJDリーグ、日立の村山修次監督(42)だ。チームを強くできるとの自負が「安易な考えだった」と気づかされた瞬間が、出発点だった。 <記事の内容> ・筑川利希也と初優勝 ・ ...

姉の涙に「自分がやらないと…」 大社・馬庭優太インタビュー

毎日新聞 6日 06:00

... した。昨夏の甲子園では1回戦からの3試合で計401球を一人で投げ抜き、大社(島根)を93年ぶりとなる8強に導いた左腕・馬庭優太投手(18)。優勝候補を破った報徳学園(兵庫)との試合や、プロ入りではなく大学進学を選んだ理由について、ロングインタビューで振り返った。 昨夏の甲子園を沸かせた「早稲田実―大社」の舞台裏を当事者が振り返りました 前編=「内野5人シフト」の舞台裏 後編=「すごいところにいるな ...

京産大ラグビー部、壁を越えるため異例の「主将不在」 変革の狙いは

毎日新聞 4日 12:15

... アップダウンの激しいコースを走り込む京産大の選手たち=京都市北区の神山球技場で2025年3月2日午後2時28分、大東祐紀撮影 元日本代表SOの指揮官は異例の決断をした。 関西大学Aリーグ(1部)の京都産業大ラグビー部は昨季、全国大学選手権準決勝でまたしても敗れ、4年連続4強となった。準決勝の壁を越えるため、就任5年目でOBの広瀬佳司監督(51)は、顔となる主将をあえて置かず、新チームを始動させた。 ...

29歳で箱根駅伝出場 東大大学院・古川大晃が研究した走りのカガク

毎日新聞 1日 08:00

... 場を果たした東大大学院の古川大晃さん=神奈川県内で2025年1月3日(本人提供) 2025年正月の箱根駅伝で目を引いたのは、関東学生連合のメンバーとして初出場を果たした東京大大学院の古川大晃(ひろあき)さん(29)だ。あの「給水おじさん」との縁や、次に目指す「世界最速」の称号とは――。競技と研究の両立に試行錯誤した学生生活を振り返ってもらった。【聞き手・岩壁峻】 1浪して熊本大へ 大学時代の卒業論 ...

「謝っても謝りきれない」 上野裕一郎がそれでも走る理由

毎日新聞 1日 07:00

... ースを先導する上野裕一郎選手(中央)=大分県別府市で2025年2月2日、金澤稔撮影 すべてが許されるとは今も思っていない。それでも、走ることで道は開けると信じている。 2月2日の別府大分毎日マラソン。大学卒業後の競技引退を表明していた若林宏樹選手(青学大)が初マラソンの日本最高記録(当時)をマークしたレースで、インパクトを与えた存在がもう一人いる。 ペースメーカーを務めた上野裕一郎選手(39)=ひ ...