尹錫悦大統領は釈放−与野党分断を象徴する「時間か日数か」の争い 澤田克己

週刊エコノミスト 13日 07:00

... 行為への賛否とは別に考えるべきことも、政治の渦に巻き込まれてしまっている不幸を象徴しているとも言えそうだ。 澤田克己(さわだ・かつみ) 毎日新聞論説委員。1967年埼玉県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。在学中、延世大学(ソウル)で韓国語を学ぶ。1991年毎日新聞社入社。政治部などを経てソウル特派員を計8年半、ジュネーブ特派員を4年務める。著書に『反日韓国という幻想』(毎日新聞出版)、『韓国「反日」 ...

東大の関東ローカル化 京大は首都圏から志願者増加傾向 合格者ランキング

週刊エコノミスト 11日 17:17

サンデー毎日3月23日特別号表紙 3月10日に一般選抜の合格発表があった東大と京大。2025年度(25年4月入学)の東大一般選抜の志願者は、前年を1011人下回る8421人と、04年に国立大学法人化して以来、最少の志願者数となった。 地域別では、大半の地域で志願者が減少しており、前年を上回ったのは北海道と九州・沖縄のみ。関東(634人減)、近畿(140人減)、中部(103人減)といった志願者が多い ...

充分な成長が実感できた悠仁さま「成年」会見 成城大教授・森暢平

週刊エコノミスト 11日 17:05

... ていくことで、持続可能なイノベーションを生み出そうという発想は近年、注目を集めている。悠仁さまはどちらかといえば、基礎生物学に関心があるかと思っていたが工学との隣接分野にも興味を持つことが分かった。 大学入学前の知的な若者の興味関心が広がるのは自然なことで、頼もしさを感じる。教育とは、若者の成長を促し、豊かな人間性を育む営みのことであるから悠仁さまへの教育は年齢以上の成果があるといってよい。一方、 ...

自前の低軌道衛星に投資を加速――米倉英一・スカパーJSATホールディングス社長

週刊エコノミスト 10日 00:00

Photo 武市公孝:東京都港区の本社で スカパーJSATホールディングス社長 米倉英一 よねくら・えいいち 1957年生まれ、私立暁星高校卒業、慶応義塾大学経済学部卒業。81年伊藤忠商事入社。代表取締役常務執行役などを経て、2018年6月スカパーJSATホールディングス副社長、19年4月から現職。東京都出身、67歳。 Interviewer 岩崎誠(本誌編集長) >>連載「2025年の経営者」は ...

3回目を迎える国際アニメーション映画祭――堀越謙三さん

週刊エコノミスト 10日 00:00

... ー「ユーロスペース」を設立。独自の買い付けによる興行・配給で、ミニシアターブームをけん引する。97年に財団法人アテネ・フランセと共同でNPO「映画美学校」設立。2005〜13年東京芸術大学大学院教授。21年開志専門職大学アニメ・マンガ学部教授。 「マンガ・アニメを活用したまちづくり」を掲げる新潟市で、3回目となる新潟国際アニメーション映画祭が開幕する。映画祭の実行委員長として引っ張るのが、1980 ...

インタビュー「次世代パネルを年末にも日本発売」ショーン・クー・カナディアン・ソーラー会長兼CEO

週刊エコノミスト 10日 00:00

... CEOが2月来日した。同氏に太陽光パネル市場の動向などについて話を聞いた。(聞き手=稲留正英・編集部) Shawn Qu 1964年中国北京出身、86年精華大学を卒業後、87年にカナダに移住。90年マニトバ大学で固体物理学の修士号、95年トロント大学で半導体材料科学の博士号を取得。2001年にカナディアン・ソーラーを設立。 ── まず、カナディアン・ソーラーについて紹介を。 ■2001年に創業し、 ...

40歳でファイナンシャルプランナー技能検定に合格 50歳で独立 三原由紀

週刊エコノミスト 10日 00:00

... か。生活設計を含め相談に乗るのがファイナンシャルプランナーだ。(聞き手・構成=谷道健太・編集部) 三原由紀〈みはら・ゆき〉2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP 1965年生まれ。88年成蹊大学経済学部を卒業し、味の素やイーストマン・コダック・ジャパンで勤務した後、夫の転勤に伴い退職。保険代理店でパート勤務中だった2005年、2級ファイナンシャル・プランニング技能士に合格。07年ごろ、F ...

48歳で日本語教師を志望し大学編入 60歳で退職して夢かなえる 樋田康志

週刊エコノミスト 10日 00:00

... た創価大学のパンフレットを眺めていたら、「日本語教師養成」の文字に目が留まった。中国に再び関われる仕事かもしれないと思い、胸が躍った。当時、留学生を受け入れる日本語学校で教えるには、文化庁が認めた日本語教師養成講座に通うか民間試験に合格する必要があった。養成講座に通う条件の一つが4年制の大学を卒業していることだった。私が卒業したのは中学卒業生が通う5年制の高等専門学校だ。日本語教師になるには大学卒 ...

インドを支える“非公式"で“低賃金"な雇用 池田恵理

週刊エコノミスト 10日 00:00

... 挙ごとに主たる争点となっている。特に若者(15〜29歳)の失業率が公式データでも10%を超えていることは深刻な社会問題として認識されている。トップ校の新卒学生も就職難に直面しており、IIT(インド工科大学)デリー校では、過去5年で22%の学生が就職できていない。 政府は「マハトマ・ガンジー国家雇用保障法(MGNREGA)」により公的雇用プログラムを実施しているが、短い雇用期間や低水準の賃金、支払い ...

人を「助ける」AIを創出――洛西一周さん

週刊エコノミスト 10日 00:00

... 年大分県生まれ。中学生からプログラミングを始め、高校時代はPC雑誌に取材される人気者に。当時、京都の洛西地区在住だったことから付けたハンドルネームを通称として今も使っている。本名は永田周一。慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了後、2007年、米国シリコンバレーでブラウザ上でコラボしながらコンテンツを作成・編集できるツールを提供する会社の起業を経験。20年にHelpfeelを設立した。 ...

貸し切りバス運転手は「黙ってできる」仕事で年収480万円 田中誠(仮名)

週刊エコノミスト 10日 00:00

大型第2種運転免許を目指して田中さんが通った自動車学校の教習車 田中誠さん撮影 20年以上勤めた会社を辞め、大学生を乗せる通学バスなどを運行する会社で昨年、働き始めた。(聞き手・構成=谷道健太・編集部) 田中誠〈たなか・まこと〉(仮名)貸し切りバス運転手 1964年福岡県生まれ。89年西南学院大学法学部を卒業。日本旅行やアシアナ航空で勤務した後の99年、情報システム会社に転職し、営業職や管理職を務 ...

大五商会――「水道屋」から脱下請けのリフォーム業へ 大宮知信/12

週刊エコノミスト 10日 00:00

... りの仕事を始めたのは1927年で、まもなく創業100周年だ。当初は井戸工事や井戸のポンプ修理の業者だった。戦後は上下水道の工事業者として堅実に仕事を続けた五三郎さんが病に倒れたのは1971年。当時中央大学3年で21歳だった大吾さんの父、直芳さんが後を継いで家業の手伝いをせざるを得なくなった。「祖父は自分に学がないから、オヤジを子どもの頃から私立の学校へ入れて中央の法学部へ進学させたんですよ」と大吾 ...

こわもて元事件記者 短大を卒業して保育士資格・幼稚園教諭2種免許 緒方健二

週刊エコノミスト 10日 00:00

... 手紙の元事件記者が単身、保育の世界に乗り込んだ。 緒方健二〈おがた・けんじ〉元朝日新聞編集委員 1958年大分県生まれ。同志社大学文学部を卒業し、82年毎日新聞社入社。88年朝日新聞社に転職。警視庁キャップ、事件・警察担当編集委員などを経て2021年退社。22年4月東筑紫短期大学保育学科に入学し、保育士資格、幼稚園教諭免許、こども音楽療育士資格を取得して、24年3月卒業。朝日カルチャーセンター講師 ...

53歳で社労士試験に合格し61歳で開業 収入はサラリーマン時代と同程度 上島弘幸

週刊エコノミスト 10日 00:00

... 社会保険労務士は労務や年金に関する相談や受給手続き代行などをする専門職だ。(聞き手・構成=粟野仁雄・ジャーナリスト) 上島弘幸〈うえしま・ひろゆき〉社会保険労務士 1954年三重県生まれ。78年同志社大学経済学部を卒業後、萬有製薬(現MSD)に入社し、医薬情報担当者などを務めた。中小企業診断士の資格を取得した後、53歳の時、社会保険労務士の資格を取得。リストラ後、先端医療振興財団に転職。大阪府和泉 ...

止まらぬ物価高にイラ立つ米国民 トランプ2.0でインフレ予想上昇 岩田太郎

週刊エコノミスト 10日 00:00

... 「就任当日にインフレを終わらせる」を公約に掲げて当選し、1月に着任したトランプ米大統領。だが、1月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3%上昇と、前月から4カ月連続で伸びが加速。一方、米ミシガン大学が調査する消費者の長期インフレ予想は2月に、5〜10年先で3.5%と、約30年ぶりの高水準に達した。こうした中で新政権が選択すべき対策をめぐり、議論が交わされている。 米紙『ワシントン・ポスト』の ...

行政書士は中高年向き 会社員時代の半分の勤務時間で同程度の年収 長谷部惠春

週刊エコノミスト 10日 00:00

... よろず相談所のようなもの。人々の困りごとを未然に防ぐのが要諦だ。(聞き手・構成=和田肇・編集部) 長谷部恵春〈はせべ・しげはる〉特定行政書士・行政書士長谷部事務所 1955年大阪府生まれ。79年に一橋大学商学部卒業後、三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。2015年に定年(60歳)退職後、自宅で司法書士事務所を開業したいと考え、数回受験するも不合格。目標を行政書士に切り替え、19年に1回目の受験で合 ...

佐賀から世界へ。DX・スタートアップの新たな支援拠点「RYO-FU BASE」誕生!

週刊エコノミスト 10日 00:00

... 。DXとスタートアップをテーマに佐賀発のイノベーション創出を目指す。 株式会社XLOCAL 代表取締役 坂本 大典氏 さかもと・だいすけ/1986年愛媛県生まれ。同志社大学商学部在学中に、インターンとしてユーザベースの創業に参画。同大学卒業後、べリングポイント株式会社(現PwCコンサルティング合同会社)を経て、再びユーザベースに入社。SPEEDAの事業開発を経て、2013年よりNewsPicks事 ...

北條一浩/桐山友一

週刊エコノミスト 10日 00:00

... 、50歳になる。団塊ジュニアで、私と同年齢の人口は約200万人と、団塊世代と並んで最も多い。そして、就職氷河期世代でもあるが、他の世代より「割を食っている」と感じることが増えた。 激しい受験戦争を経て大学を卒業した時は、大手金融機関が相次いで倒れる金融危機の最中だった。何とか就職しても「お前の代わりはいくらでもいる」時代。必死に食らいつこうが、賃金はなかなか上がらない。 そして、みずほリサーチ&テ ...

モデルナ・ジャパン社長「コロナの死亡者数は高水準が継続、ワクチン教育の充実が必要」 稲留正英

週刊エコノミスト 9日 10:40

... を防ぐ手段が準備されていなければ、再び、パンデミックが起こる可能性がある。 ■そう思う。4月からは大阪・関西万博もある。円安に伴い、多くの人が来日しているので、何が起こってもおかしくはない。米デューク大学の報告によれば、毎年、新たなパンデミックが発生する確率が3%あるという。中長期的に見れば、相当程度の確率で、前回のようなことが起こりかねない。そのためにも、日本国内できちんとワクチンを製造する体制 ...

米ウクライナ首脳会談の物別れ、危機感強めるウクライナの人々 桑子かつ代

週刊エコノミスト 9日 07:00

... ライナに対して行ってきたロシア軍の動向などに関する情報の共有も停止したと報じられている。ウクライナの人々はこうした事態をどう受け止めているのか。現地の声を聞いた。(桑子かつ代・ジャーナリスト) 元慶応大学教授でキーウ出身のアンドリイ・ナコルチェフキー氏(65、キーウ在住)は「米国からの情報提供の停止はあまりにもひどい」と語る。ウクライナは2022年以降、ロシアとの戦争でロシア軍の動向を追跡するため ...

資格で“第二の人生"の収入も社会保障もアップ 谷道健太/稲留正英・編集部

週刊エコノミスト 7日 00:00

... ると話すと、「もったいない。大学院に進んだほうがいい」と強く勧められた。大学院で税法か会計学の研究をして修士号を取得すると、税理士になるために必要な5科目のうち2科目が免除になる。女性の場合、修士号を取れば、残る1科目に合格し、所定の実務経験を積めば税理士になれることになる。 女性は45歳だった同年春、都内の大学院に入学を決め、知人の税理士事務所でパート勤務を始めた。「大学院では同級生が約15人い ...

やがて日本でも? 米国で進む非保守的絵本の“禁書運動" 評者・後藤康雄

週刊エコノミスト 7日 00:00

... 流通が席巻する中、子どもらと直接向き合う街の目利きが力量を発揮する場が失われつつある状況は洋の東西を問わない。 大きなカステラを焼き上げた2匹の野ねずみは、それを森の動物たちに分け隔てなくふるまう。皆笑顔でほおばる穏やかな情景が、本書を読み終えた今、目に染みる。 (後藤康雄・成城大学教授) 週刊エコノミスト2025年3月18・25日合併号掲載 『絵本戦争 禁書されるアメリカの未来』 評者・後藤康雄

『魔窟 知られざる「日大帝国」興亡の歴史』森功著 東洋経済新報社 1980円

週刊エコノミスト 7日 00:00

『魔窟 知られざる「日大帝国」興亡の歴史』森功著 東洋経済新報社 1980円 運動部員の違法薬物使用など不祥事が続発する日本大学。著名なノンフィクション作家が、国内有数の巨大な組織が歩んできた複雑怪奇な歴史を追い、日本の私立大学と教育行政が抱える問題点を浮き上がらせた。実力者の元理事長、田中英壽氏が政財界の要人や裏社会の大物と結び付き勢力を拡大。出入り業者らと癒着して資金をため込んでいく内情が明か ...

日本が為替相場に振り回され続ける理由をベテラン経済記者が解説 評者・上川孝夫

週刊エコノミスト 7日 00:00

『「ガラパゴス・日本」の歪んだ円相場』 著者 藤井彰夫(日本経済新聞社論説主幹)日経プレミアシリーズ 1100円 ふじい・あきお 早稲田大学政治経済学部卒業後、日本経済新聞社入社。ニューヨーク米州総局、欧州総局編集委員、ワシントン支局長、論説委員長などを経て現職。著書に『「正義」のバブルと日本経済』など。 2022年から24年にかけて急激な円安が進んだ。円安による輸入物価の上昇は、エネルギーや食料 ...

資格ソムリエが勧めるセカンドライフ向き資格10選 林雄次

週刊エコノミスト 7日 00:00

自分に向く資格は何か。どうやって選べばいいのか。迷える人に「資格ソムリエ」の林雄次さんがアドバイスする。 林雄次(はやし・ゆうじ) 1980年東京都生まれ。淑徳大学社会学部を卒業し、2003年大塚商会に入社し、システムエンジニアなどを務める。在職中に社会保険労務士や行政書士などの資格を取得し、20年に退職、独立開業。資格やキャリアについての執筆、講演活動もする。近著に『かけ合わせとつながりで稼ぐ ...

『アメリカ・イン・ジャパン』吉見俊哉著 岩波新書 1166円

週刊エコノミスト 7日 00:00

... であり、太平洋戦争であり、マッカーサーであり、現代では米軍基地やディズニーランドを想起する人が多いだろう。本書は『親米と反米』など数々の著作をはじめ、アメリカについての考察を続けてきた著書のハーバード大学での講義録をベースにした著作。日本人の認識や考えの中に、いまやぬぐいがたいほどアメリカが深く浸透していることがわかる。(H) 週刊エコノミスト2025年3月18・25日合併号掲載 『アメリカ・イン ...

佐賀県が展開する 唯一無二のスタートアップ支援!

週刊エコノミスト 5日 00:00

... に根ざしたスタートアップがより求められますが、どうしても時間がかかる。食で言えば収穫時期が年1回だったりするので、PDCAのサイクルが遅いわけです。 さかもと・だいすけ/1986年愛媛県生まれ。同志社大学商学部在学中に、 村上 支援を始めて10年目の2024年8月1日に県から財団に組織移管されました。愛称を「RYO?FU BASE」といいます。県庁職員だと3年ほどで異動してしまいますが、専門家集団 ...

「サンデー毎日」が見た昭和100年 「受験地獄」は戦前から存在―― 「母の血涙手記」の驚愕内容

週刊エコノミスト 4日 12:03

... 。句読点など区切り符号を一部改変 ほり・かずよ 1964年生まれ。編集者、ライター。鳥取県出身。89年、毎日新聞社入社。元『サンデー毎日』編集次長。2020年に退職してフリー。著書に『オンライン授業で大学が変わる』(大空出版)など 関連記事 サンデー毎日:日本クロスワード100年記念特集第1弾 『サンデー毎日』が紡いだパズルの歴史 サンデー毎日:「サンデー毎日」が見た昭和100年 「男女共学」実現 ...

歴史・憲法の曲解はやめよ 不見識問われる国民民主党 成城大教授・森暢平

週刊エコノミスト 4日 10:33

... 『天皇家の恋愛』(中公新書)など サンデー毎日2025年3月16日号表紙 「サンデー毎日」3月16日号(3月4日発売)は他にも「石破首相の出版文化論 『本と書店』は国の文化的基盤だ」「入試速報第3弾 大学合格者高校別ランキング『私大総集編』」「気候変動、核廃絶、女性の権利……Z世代が挑む社会問題」などの記事も掲載しています。 関連記事 サンデー毎日:オンライン「行幸啓」はどこまで有用なのか 成城大 ...

島根大発の高機能人工細胞――〓橋英之さん

週刊エコノミスト 3日 00:00

... 社の創業者の島根大学医学部の松崎有未教授が、慶応義塾大学医学部の准教授だった時に開発したものです。松崎教授らによって、ようやくMSCによる安全で効果的な治療の道が開かれたと思います。私はバイオ医薬品企業に勤めた経験もあり、後にこの会社に入り、今は社長としてRECの本格的な製品化、利用を目指している状況で、まだ会社としての売り上げはほとんどない状態です。現在、製薬会社や米国の大学、島根大学などと研究 ...

インタビュー「教育現場で若者が本に関心を持つように努力してほしい」熊沢真・くまざわ書店社長

週刊エコノミスト 3日 00:00

... と北條一浩。 くまざわ・まこと 1957年1月生まれ。80年3月慶応義塾大学経済学部卒、同年3月カルチェ・イケダ(現くまざわ書店)代表取締役、2013年書店4社に関係会社3社を加え持ち株会社に移行、24年1月KBCホールディングス代表取締役に就任。 >>特集「書店の底力」はこちら 現在、日本全国の書店数は減り続けているし、中高大学生の読書離れも事実だ。2022年が最も厳しく、紙の出版物(書籍・雑誌 ...

成長分野のデジタル広告に強み――青〓曹・マテリアルグループCEO

週刊エコノミスト 3日 00:00

Photo 武市公孝:東京都港区の本社で マテリアルグループCEO 青〓曹 あおさき・そう 1987年東京都出身。2006年日本大学鶴ケ丘高校卒。10年日本大学商学部卒業後、Coach Japan(現タペストリー・ジャパン)入社。11年マテリアル入社、13年取締役、19年マテリアルグループ代表取締役CEO。37歳。 Interviewer 岩崎誠(本誌編集長) >>連載「2025年の経営者」はこち ...

生産性向上が最重要課題の今、怠惰だと思われるのが嫌で頑張り過ぎます/237

週刊エコノミスト 3日 00:00

デヴォン・プライス(生年不詳)。アメリカの社会心理学者。大学で教鞭(きょうべん)を執るかたわら、作家としてメディアでも活躍している。著書に『Unlearning Shame』(未邦訳)などがある。(イラスト:いご昭二) Q 生産性向上が最重要課題の今、怠惰だと思われるのが嫌で頑張り過ぎます 世の中でも私の職場でも、とにかく生産性を上げることが最重要課題になっています。そのせいか、人から怠惰だと思わ ...

インタビュー「ネットに奪われた社会を本の力で取り戻したい」藤則幸男・紀伊國屋書店社長

週刊エコノミスト 3日 00:00

... く中、書店はどのようにして生き残り、さらに発展していこうとしているのか。紀伊國屋書店の藤則幸男社長にインタビューした。聞き手は本誌の浜條元保と北條一浩。 ふじのり・ゆきお 1958年広島県生まれ。広島大学総合科学部卒。80年紀伊國屋書店入社。2005年ライブラリーサービス営業本部長、08年取締役、10年常務取締役、14年専務取締役、18年取締役副社長、22年代表取締役副社長、23年より現職。 >> ...

カルト宗教に立ち向かう――紀藤正樹さん

週刊エコノミスト 3日 00:00

「弱者側に付いた場合は弁護士としてうそをつく必要はない」 撮影=武市公孝 弁護士 紀藤正樹/142 きとう・まさき 1960年山口県宇部市出身。大阪大学法学部を卒業後、同大大学院法学研究科博士前期課程に進学。87年司法試験に合格。88年同大大学院修了。90年弁護士登録(司法修習42期)。2001年にリンク総合法律事務所を設立し、所長。消費者問題や悪質商法問題などに取り組み、全国安愚楽牧場被害対策弁 ...

妊婦のストレス軽減は格差の連鎖を断ち切れるか 森啓明

週刊エコノミスト 3日 00:00

... 、高止まりしている。その背景については、十分な知見が得られていない。 胎児期起源説 胎児を取り巻く環境が個人の発達や長期的な健康に影響を及ぼすという考え方は「胎児期起源説」として知られる。米コロンビア大学のダグラス・アーモンド教授(医療経済学)はこの仮説を支持する実証研究を行った。米国の国勢調査データを用いた彼の研究によると、1918年に米国を襲ったスペイン風邪の大流行期に胎児期を過ごした個人は、 ...

?サイキンソー、「腸内フローラ」検査でヒトの健康増進 ――病気になる前の「0次予防」進める

週刊エコノミスト 2日 16:14

... る。沢井社長は「スマートウォッチのようなデバイスでは取れない体内のデータを分析することで、より意義のある健康サポートができる」と強調する。 累積検体数は16万、導入医療機関は1300超 沢井社長は東京大学工学部を卒業後、ゲノム解析のベンチャー企業で働いていた化学分野の専門家。2012年ころ、腸内フローラを安価に検査できる手法が確立されたことを知り、「ヘルスケアを根底から変えるかもしれない」と心を動 ...