大卒就職内定率92.6%、2月時点で最高 コロナ前超える

日本経済新聞 14日 14:00

文部科学省と厚生労働省は14日、2025年春に卒業を予定する大学生の2月1日時点の就職内定率が前年同期比1.0ポイント増の92.6%だったと発表した。新型コロナウイルス禍前を上回り、1999年度の調査開始以来で過去最高となった。人手不足を背景に企業の採用意欲は高く、学生優位の「売り手市場」が顕著になっている。 2月時点の大卒内定率は2020年に92.3%にまで上昇。コロナ禍の影響で21年に89.5 ...

大学「年内入試」、学力試験は面接など併用で 高校と協議

日本経済新聞 14日 02:00

大学入試のうち総合型や学校推薦型選抜について、小論文や面接などと組み合わせることを条件に、学力試験の年内実施を容認するよう大学側が高校側に求めたことが13日、分かった。高校側から目立った反論は出ず、両者は今後、詳細について協議を続ける。 文部科学省が13日、高校と大学の関係者からなる「大学入学者選抜協議会」を開催し、大学側が入試ルールの改定案として提示した。文科省は協議会の最終的な結論を踏まえ、. ...

国公立大後期始まる 志願倍率は10.3倍

日本経済新聞 13日 02:00

国公立大2次試験の後期日程が12日、全国の大学で始まった。文部科学省によると、132大学424学部が出願を受け付け、志願者は15万9941人。募集人員に対する志願倍率は10.3倍となった。合格発表は20日から。 国立大(69大学281学部)には12万1128人が志願し、倍率は9.9倍。公立大(63大学143学部)は3万8813人で、倍率は12.0倍だった。 大学入学共通テストの成績で門前払いする「 ...

中教審委員、新たに13人任命 慶応義塾長ら

日本経済新聞 11日 02:00

... ◇ 新たに任命された委員は次の通り。(敬称略) 慶応義塾長、伊藤公平▽地域・教育魅力化プラットフォーム代表理事、岩本悠▽新潟県津南町長、桑原悠▽山口県立大学長、田中マキ子▽岐阜県飛?市長、都竹淳也▽東北大学長、冨永悌二▽京都教育大副学長、浜田麻里▽バイオリニスト、廣津留すみれ▽大阪教育大教授、藤田大輔▽桐蔭横浜大学長、森朋子▽東京大大学院教授、両角亜希子▽佐賀県知事、山口祥義▽金沢大学長、和田隆志

日大背任事件、元理事ら無罪主張 東京地裁初公判

日本経済新聞 11日 02:00

日本大学医学部付属板橋病院(東京・板橋)を巡る背任事件で、約4億円を流出させたとして、背任罪に問われた日大元理事の井ノ口忠男被告(67)と医療法人「錦秀会」(大阪市)元理事長の籔本雅巳被告(64)の初公判が10日、東京地裁(江口和伸裁判長)で開かれた。2人はいずれも無罪を主張した。 検察側は冒頭陳述で井ノ口被告は病院の建て替え工事などを巡り、籔本被告の会社が得た利益の半額を自身に還流させたと指摘。 ...

私立大学、助成金3000億円争奪 研究・教育の「実力」重視

日本経済新聞 10日 16:03

文部科学省は10日、私立大学のあり方を検討する有識者会議の初会合を開いた。研究力で優れている私立大、地域貢献度や教育力の高い私立大に私学助成金を手厚く配分する方策を議論し、今秋までの提言を目指す。総額で年約3000億円の助成金を巡る競争を促し、質の高い大学の生き残りにつなげる。 有識者会議の委員は大学や経済界、自治体などから16人を選出。座長にはアサヒグループホールディングスの小路明善会長が就い. ...

警視庁が採用試験見直し、「SPI」でも受験可能に

日本経済新聞 5日 02:00

... 試験に代え、民間企業の採用試験でも使われている基礎能力検査「SPI3」での受験を選べるようにした。民間企業との併願者を呼び込む狙いがある。 大学卒業者を対象とする「?類」区分では民間で進む選考の早期化に対応する。1次試験の実施時期を26年度から約3カ月前倒しし、大学3年生が1月に受けられるようにする。 警視庁の担当者は「警視庁には様々な職種があり成長を実感できる場がある。多くの学生に関心を持っても ...

研究・起業施設、国公立大学も投資 学生獲得へ魅力向上

日本経済新聞 5日 02:00

国公立大学がキャンパスや起業施設の整備などハード投資を拡大している。これまでは首都圏にある私立大学を中心に投資に踏み切る動きが目立っていたが、地元在住の学生らを確保するには施設の充実も欠かせないと判断。地域の住民や企業も巻き込み、県外への学生の流出を防ぐ。 周南公立大学、交流を促進山口県周南市にある周南公立大学は2024年4月、約30億円を投じ、鉄骨造り5階建ての新校舎を整備した。1、2階は吹.. ...

私大の助成、研究力・地域貢献に重点 配分変更で再編加速

日本経済新聞 4日 02:00

... 科学省は私立大学に対して支出する私学助成金について、各校への配分方法を見直す。主に学生数といった規模に応じて配分してきたが、研究力や地域貢献度、教育力の高い私大に重点配分することを検討する。助成金の配分にメリハリをつけ、世界水準で競える私大を増やすとともに、私大の全体規模の縮小や再編にもつなげる。 文科省は近く有識者会議の初会合を開き、助成金制度の見直しなどについて議論を始める。委員は大学関...

悠仁さま「皇室の一員として役割果たす」 成年記者会見

日本経済新聞 4日 02:00

... 「時としてこだわりを持ちすぎてしまう」ことを短所に挙げられた。 悠仁さまは4月、筑波大に進学される。戦後、男性皇族が学習院大以外の大学に通われるのは初めてとなる。生物について学べる環境が自身に適していると考えたことや、実験が豊富だったことなどから、志望したと言及された。大学生活に向けて「昆虫、とりわけトンボも含めて幅広く学んでいきたい」との期待を示された。 トンボの魅力として、体の色や姿の美しさに ...

「借り入れで受験代」困窮世帯の6割 無償化、議論置き去り

日本経済新聞 4日 02:00

私立高校などの授業料無償化に注目が高まる中、困窮家庭における「大学受験の壁」の議論が置き去りになっている。授業料の減免対象となっても受験料や入学金の負担は重く、民間調査では6割が借り入れで準備すると回答した。経済的な事情で大学進学を諦めるケースはなお多く、支援に動く自治体もある。 「支払期限までに約25万円の入学金を用意できなかった」。困窮家庭を支援している認定NPO法人「キッズドア」に東京都内. ...

悠仁さま、自身の長所「没頭できること」 成年会見全文

日本経済新聞 4日 01:24

... ついてまだ深く考えたことはありません。 筑波大「他分野学ぶ学生とも交流」悠仁さまは筑波大学について「生物に直接触れて学ぶことができるところが魅力」と話された問4 来月、筑波大学に進学されます。高校までの学生生活で印象に残っている出来事や友人との思い出をご紹介ください。筑波大学の生命環境学群生物学類を志望した理由と大学で学びたい分野や希望する生活スタイルについてもお聞かせください。幼い頃から続けられ ...

米テンプル大日本校の新展開 自治体と連携し社会貢献

日本経済新聞 3日 05:00

米国の州立大学、テンプル大の日本校(TUJ、東京・世田谷)が活動を広げている。地方自治体と相次ぎ連携協定を結んで人材育成の支援に乗り出し、京都に新拠点を設けて多様な国の学生受け入れにも力を入れる。新たな展開の狙いをジャパンキャンパス学長のマシュー・ウィルソン氏に聞いた。 ◇ ――2022年の山梨県を皮切りに長崎、愛媛両県や大阪府教育委員会、京都府・京都市と包括連携・協力協定を結びました。どんな活. ...

中学受験で2つの合格 「本人の選択」、家族の思い出に

日本経済新聞 3日 02:00

... いたくな悩みなんですが……」。2月初めの夜、シンヤ(仮名)の母から連絡が入った。彼は東京の私立中学受験で1日、第一志望のA校に合格した。 翌日、より難しいB校を受けた。結果は見事合格。A校は中高一貫の進学校。チャレンジで受けたB校は大学の附属校で在校生の8割が大学に内部進学する。 大学まで保証されたB校か、それともA校か。選択を迫られた。猶予は2日。 翌日、シンヤは塾に顔を出した。「合格おめ...

若き日の陛下が会見で語った思い 皇室像や理想の女性

日本経済新聞 2日 11:00

2024年9月に18歳の成年となった秋篠宮家の長男、悠仁さまが3日、初めての記者会見に臨まれる。成年となる皇族は記者会見を行うことが通例で、天皇陛下、秋篠宮さまも大学生時に思いを語られた。当時の発言の中には、いまの活動につながる原点も垣間見える。 昭和天皇にならって陛下が会見に臨まれたのは、20歳を迎える直前の1980年2月。学習院大文学部史学科に通われる大学生だった。皇室のあり方や国民との...

秋篠宮さま、タイから帰国 名誉博士号授与式に出席

日本経済新聞 1日 02:00

... 北部ピサヌロークにあるナレスワン大で27日に名誉学位授与式に出席し、畜産学の名誉博士号を授与された。 宮内庁によると、秋篠宮さまは26日にタイに到着。27日の授与式で「今までタイで行ってきた調査・研究に対し、名誉博士号をいただき、心からうれしく思う」とあいさつされた。大学学長らとの昼食会に出席したほか、農学部の研究展示を視察された。〔共同〕 【関連記事】秋篠宮さま、タイ訪問 名誉博士号授与式に出席