抹茶、葉も機械も足りない 世界で「お〜い抹茶」伊藤園は専門部署

日本経済新聞 10月27日 02:00

抹茶が足りない。世界的なブームを受け、抹茶を含む粉末状の茶の2025年の輸出量は8月までに24年の年間輸出量を超えた。国内では緑茶用の茶葉から転作する農家が増えたものの、生産量も加工に使う機械も不足し供給が追いつかない状況だ。伊藤園は抹茶の調達専門部署を立ち上げた。確保に奔走する抹茶ラッシュが起きている。 「全く違う農作物」「抹茶を作るあらゆる工程のモノが足りていない」。18年に茶の生産者など.. ...

神戸市長選挙、現職の久元喜造氏が4選 新人3氏を破る

日本経済新聞 10月27日 02:00

久元喜造氏=共同任期満了に伴う神戸市長選は26日投開票され、無所属で現職の久元喜造氏(71)=公明推薦=が4選を決めた。いずれも無所属新人で、元神戸市議の五島大亮氏(48)、兵庫県労連事務局長の岡崎史典氏(56)=共産推薦、会社社長の木島洋嗣氏(50)の3人を破った。 市長選では神戸市中心部である三宮の再開発のあり方などが争点になった。久元氏は臨海部の再開発、子育て支援など3期12年の実績を訴え、 ...

再生プラスチックとは 費用高く活用道半ば、溶かして再び製品に

日本経済新聞 10月27日 02:00

▼再生プラスチック 使い終わったプラスチックを再利用してつくったプラ製品のこと。集めた廃プラを洗浄して細かく砕き、これを溶かして再び新しいプラ製品に成形する。ペットボトル、包装用プラ、建築資材など使い道は多岐にわたる。 【関連記事】車部品に再生プラ活用 全国10カ所の回収拠点整備、EU規制にらむプラスチック循環利用協会(東京・中央)によると、2023年の廃プラ総排出量(769万トン)の9割は「有効 ...

[FT]小さなスマホ、なぜ消えた?

日本経済新聞 10月27日 02:00

米アップルが軽量の新型iPhoneを発表した9月、筆者はつかの間心を躍らせたが、すぐに失望した。新型モデルはたしかに非常に薄い。だが、欲しいのは小型のスマホだ。そう思うのは筆者だけではないだろう。 スマホメーカーの旗艦モデルが徐々に大型化している一方で、小型モデルが姿を消したのは興味深い謎だ。ダイナミックな市場経済は通常、主流派からニッチ層に至るまで、様々な消費者層の需要に対応するのが非常にうま. ...

トランプ氏が推す次世代地熱発電、日本に「国産化」の強み

日本経済新聞 10月27日 02:00

「地球温暖化なんて?。愚かな連中による史上最大の詐欺だ」。そう公言するトランプ米大統領は、化石燃料を掘りまくれとたきつける。風力や太陽光発電への支援を打ち切るなかで、ひとつだけ導入へ旗を振る再生可能エネルギーがある。地熱発電だ。 中西部ユタ州の大平原。ヘルメット姿の米マイクロソフト共同創業者、ビル・ゲイツ氏が「花こう岩にぶつかったか? よし掘ろう」と無線で指示を飛ばす。6月にSNSへ投稿した動画. ...

伊藤一彦・選

毎日新聞 10月27日 02:00

軽やかに転職決めたトビウオを横目に見てる深海魚として 仙台市 五十嵐舞 <評>年収などをあげようとして転職する人を「トビウオ」、一方今の職場にとどまる自分を「深海魚」と絶妙な比喩で歌う。 「熊の胆(い)は仕留めた者が貰(もら)うもの」父にマタギが諭したという 由利本荘市 佐々木静江 <評>かつて父から聞いた思い出。だがマタギはにこやかに父に熊の胆を差し出したと。 長袖のパジャマはどこと君が聞く毎年 ...

法律事務所大手のTMIがアジア進出のコンサル事業、ベトナムなど3カ国で

日本経済新聞 10月27日 02:00

TMI総合法律事務所(東京・港)は、海外に進出する日本企業などへのコンサルティング事業を始めた。まずベトナムなど東南アジアの3カ国に現地拠点を置き、M&A(合併・買収)や投資案件について戦略の策定から実行までを一貫して支援する。 新会社としてTMIコンサルティング(同)を設立。ベトナムにも現地子会社を立ち上げた。年内にフィリピン、2026年にはタイにも設立する予定。各地に駐在する日本人弁護士が

経歴詐称で内定取り消し認める判決 転職男性敗訴に見る司法の変化

日本経済新聞 10月27日 02:00

就職の内定者が経歴などの隠し事をしていた場合、企業側が内定を取り消しても裁判所が認めにくかった「司法の壁」に変化の兆しがみられる。2024年末、職務経歴の詐称を理由に転職の内定を取り消された男性が起こした訴訟で、東京高裁は企業側の内定取り消しを認める判決を出した。46年前の最高裁判例に新解釈を加えた。 静岡県伊東市長の学歴詐称疑惑が市議会の解散に発展するなど、経歴詐称に対する社会の目は厳しい。一. ...

中国レアアース規制「1年延期」と米財務長官 米の100%関税も見送り

日本経済新聞 10月27日 02:00

米中両政府は25〜26日にマレーシアの首都クアラルンプールで開いた5度目の貿易協議を終えた。出席したベッセント米財務長官は米メディアに、中国側がレアアース(希土類)の輸出規制を1年間延期するかわりに、米国は100%の対中関税発動を見送る方向だと述べた。 ベッセント氏は米ABCニュースのインタビューで明らかにした。中国側がレアアース輸出規制を「1年間延期し、検討し直すことになると思う」と話した。規. ...

ロシアが原子力推進ミサイル実験 プーチン氏、配備へ準備指示

日本経済新聞 10月27日 02:00

【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は26日までに、超長射程の原子力推進式巡航ミサイル「ブレベスニク」の発射実験を完了したと明らかにした。軍のゲラシモフ参謀総長に配備に向けたインフラ整備の準備を始めるように指示した。 軍の作戦司令部で発言した内容をロシア大統領府が26日に発表した。ウクライナ侵略を巡りトランプ米政権がロシアに圧力を強めるなか、新型兵器を誇示して米欧の危機感をあおる狙いがあ. ...

JAXA「H3」打ち上げ成功、新型補給船は月開発や商業利用期待

日本経済新聞 10月27日 02:00

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が26日に打ち上げに成功した大型ロケット「H3」7号機に搭載された新型補給船「HTV-X」は日本の宇宙開発を支える存在になる。従来機から輸送能力を5割増加したことで、運用を通して月への物資輸送や宇宙空間の商業利用に生かされる。 「本当に今はほっとしている」。26日の打ち上げ成功を受け、H3の開発を率いたJAXAの有田誠プロジェクトマネージャは打ち上げ後の記者会見で. ...

連立の作り方と終わり方 短命政権では国益損なう

日本経済新聞 10月27日 02:00

政局が緊迫すると誰も予想しなかった出来事が起きる。新人記者の時に立ち会った首相官邸の「白ワイン事件」は、起きて5年以上たってからその存在に気づいた。 1994年4月25日。国会で指名を受けた羽田孜首相は組閣作業を始められずにいた。連立政権の枠組みをめぐる確執で、社会党の村山富市委員長が与党党首会談を退席してしまったためだ。他の党首は官邸内の食堂でひたすら村山氏の帰りを待った。 深夜に自由党の若手. ...

神戸出身の吉本さん2位 伊バイオリンコンクール

日本経済新聞 10月27日 02:00

第58回パガニーニ国際バイオリンコンクール決勝で演奏する吉本梨乃さん(25日、イタリア・ジェノバ、?Premio Paganini-Foto Giusy Lorelli)=共同【ローマ=共同】若手バイオリン奏者の登竜門として知られる第58回パガニーニ国際バイオリンコンクールの決勝が25日、イタリア北部ジェノバで開かれ、神戸市出身の吉本梨乃さん(22)が2位に入った。優勝は中国人の男性だった。 主催 ...

山口市長に伊藤和貴氏再選

日本経済新聞 10月27日 02:00

任期満了に伴う山口市長選は26日投開票の結果、無所属現職伊藤和貴氏(67)=自民、公明推薦=が、無所属新人の社会福祉法人理事長佐々木信夫氏(87)を破り、再選を果たした。投票率は28.99%で、2021年の前回を15.10ポイント下回り過去最低。 伊藤氏は、前市長から受け継いだ市役所の建て替えを実績として強調。米紙ニューヨーク・タイムズが毎年特集する「行くべき52カ所」に市が選出されたのを受けて、 ...

日米が造船能力強化へ覚書 作業部会設置

日本経済新聞 10月27日 02:00

日米両政府は造船能力の強化で協力するために覚書を締結する。「日米造船作業部会」を設けて具体的な協力を進めるほか、米国の造船業といった海事産業への投資促進を盛り込む。 27日から予定するトランプ米大統領の来日にあわせて両国の関係閣僚などが覚書に署名する。覚書には日米で設計を共通化する取り組みを進めることや、人工知能(AI)などの先進技術で連携することも入れる。 造船業を巡っては米国は商船を建造できる ...

米川千嘉子・選

毎日新聞 10月27日 02:00

実験を続ける息子よ 「母性」とは何かと知りたく汝(なんじ)を産みけり 坂戸市 納谷香代子 <評>息子は研究職らしいが、そこから三句以下へ展開するのに驚き共感する。「母性」について答えは出ただろうか。 横浜の出ではないのに「じゃん」付けて明るく相談 墓地はどうする 幸手市 中村早苗 <評>真面目に話すとリアルになって嫌だ。だから「じゃん」を、というのが楽しい。 旅行鞄(かばん)ひとつにきみは隔てられ ...

天皇陛下と愛子さま、雅楽鑑賞 皇居で秋季演奏会

日本経済新聞 10月27日 02:00

皇居で開かれた秋季雅楽演奏会に臨む天皇陛下と長女の愛子さま(26日午前)=代表撮影・共同天皇陛下と長女、愛子さまは26日、皇居で開かれた宮内庁楽部による秋季雅楽演奏会を鑑賞された。伝統装束に身を包んだ楽師が奏でる和琴や篳篥(ひちりき)などの優雅な音色に聞き入り、拍手を送られた。 日本古来の歌舞「久米舞」や大陸系の舞楽が披露された。眼鏡をかけて見入った愛子さまは、案内役に「衣装がきれいですね」と話し ...

西村和子・選

毎日新聞 10月27日 02:00

年毎(としごと)に険しき磴(とう)や秋彼岸 香芝市 河野嘉雄 <評>若い頃は難なく上っていた墓地の石段も、年を重ねるにつれてつらくなる。供花やあかおけを提げていることを季語が語る。 白湯(さゆ)飲んで朝刊読んで秋深し 大阪市 貝田ひでを <評>日課のうちに秋の深まりを実感。日常から詩をすくい上げることがで…

大リーガー参加「前向きな考え」

日本経済新聞 10月27日 02:00

【トロント=共同】米大リーグ機構(MLB)のマンフレッド・コミッショナーは25日、野球が2大会ぶりに実施される2028年ロサンゼルス五輪への大リーガーの参加について、課題は残っているとしながらも「オーナーも可能であればやりたいという方向に踏み出していると思う。前向きに捉えている」と語った。AP...

(大リーグ)山本降臨、2戦連続完投 PS24年ぶり

日本経済新聞 10月27日 02:00

【トロント=共同】米大リーグのワールドシリーズ(WS=7回戦制)は25日、トロントで第2戦が行われ、ドジャース(ナ・リーグ)がブルージェイズ(ア・リーグ)を5-1で下し、1勝1敗とした。 先発の山本は4安打1失点8奪三振で、日本選手としてWSで初完投し、単独最多の2勝目を挙げた。ポストシーズン(PS)では通算5勝目とし、ダルビッシュや田中将と並んで日本選手最多となった。PSでの2試合連続完投はメ. ...

国会議員定数「削減を」7割 副首都構想、賛成67%

日本経済新聞 10月27日 02:00

日本経済新聞社とテレビ東京は24〜26日の世論調査で、日本維新の会が提唱する国会議員の定数削減について聞いた。「比例代表を中心に削減すべきだ」が53%、「小選挙区を中心に削減すべきだ」が19%と、削減を主張する声が7割を占めた。「削減すべきではない」は15%だった。 維新支持...

ネクタイが結んだ縁 参院議員・石川博崇

日本経済新聞 10月27日 02:00

「石川さん、このネクタイ持っていき」。初めてお会いしたのは2010年。知人の紹介であいさつに伺った若造のヨレヨレのネクタイを見かねたのか、部屋の隅に掛けてあった自分のネクタイを差し出してくれた。お好み焼きの千房の中井政嗣会長だ。 当時は、初めての選挙への出馬を決意したころ。身なりを整える術も知らない若造に対し、「よっしゃ頑張りや」と背中を押してくれた。お互い大阪人。地元をよくしたいという心意気を. ...

〈Photo〉勝負はフルセットに

日本経済新聞 10月27日 02:00

7つのタイトルを持つ藤井聡太王座(23)に伊藤匠叡王(23)が挑む第73期将棋王座戦(日本経済新聞社主催、東海東京証券特別協賛)五番勝負は、9月4日、23年ぶりの海外対局で幕を開けた。取材班は遠隔操作のカメラなどを駆使し、両棋士の表情やしぐさを撮影。10月7日の第4局まで、各局ごとの熱戦を振り返る写真特集を公開した。 第1局の舞台は建国60周年を迎えたシンガポール。藤井王座が粘る伊藤叡王を振り切. ...

学校評は難しい 「最近は落ち目…」うっかり口にして失敗

日本経済新聞 10月27日 02:00

知り合いの塾の先生とタクシーに乗った。車中の話題は自然と塾業界の動きや個別の学校情報に向かう。やがて運転手さんが口をはさんできた。「さっき話していたA高校というのは最近落ち目なんでしょ?」 一瞬ぎょっとしたが「そんなことはない、いい学校です」と無難に答えた。すると「うちの息子が受験した頃は……」「友人の子はA高校に行ったけど期待外れで……」と語り始めた。 同乗している先生は、私がA高校の卒業生だ. ...

都勢5チーム紹介/下 /東京

毎日新聞 10月27日 02:00

◆NTT東日本 都市対抗の雪辱へ結束 11月4日・TDK(秋田) 今夏の都市対抗の出場を逃したが、日本選手権関東代表決定戦で強豪・三菱重工Eastを破り2大会連続の出場を決めた。北道貢監督は「(夏の)悔しさは大阪で晴らす」と力を込める。 社会人屈指の強打者・向山基生が打撃の軸。都市対抗には鷺宮製作所の補強選手として出場し、3試合7安打と大車輪の活躍を見せた。1番を任されている「斬り込み隊長」道原慧 ...

世田谷の学校で長さ80センチ不発弾 生徒が一時避難 /東京

毎日新聞 10月27日 02:00

労働時間規制見直しを批判 過労死根絶訴え集会 八王子 /東京

毎日新聞 10月27日 02:00

労働災害(労災)で亡くなった人々を慰霊する政府の産業殉職者慰霊式典の開催に合わせ、式典に参加した遺族らが22日、八王子市で「過労死をなくすつどい」を開き、過労死根絶への思いを訴えた。集いでは、最近の労災の認定状況の分析などと共に、高市早苗首相が厚生労働省に長時間労働の規制見直しを指示したことへの批判も相次いだ。 集いは、式典の日に過労死遺族や市民が情報交換や交流をすることで過労死をなくす政策の推進 ...

加藤治郎・選

毎日新聞 10月27日 02:00

諍(いさか)いはこれでおしまい雨上がり君から虹の写真が届く 横浜市 井上甃 <評>晴れやかな気持ちになる作品だ。おそらくスマホで虹の写真が届いたのだろう。時間と風景を共有した雨上がりである。 麻生地のシャツを選んで愛猫と待っていることも幸福だから 川崎市 新井将 <評>愛する人を待っている。自分の部屋だろう。選んでに思いがこもっている。 どこへ向かえばよかったのかなドーナツの穴から欠けた月を見てい ...

小川軽舟・選

毎日新聞 10月27日 02:00

タクシーの出払つてゐる菊日和 奈良市 伊東勝 <評>祝い事や行楽にタクシーがひっぱりだこ。タクシー待ちの列のできた駅前に菊日和らしさを感じたのがおもしろい。 かけす鳴く岨(そば)に張りつく無人駅 四條畷市 中尾謙三 <評>お世辞にもきれいな鳴き声ではないが、山中のさびしい無人駅にはよく似合う。 冷ややかに歯ブラシ一つ立つ流し 大阪市 …

大谷翔平は第4戦先発 ロバーツ監督明言 前回七回途中0封10K&3発再現へ

デイリースポーツ 10月27日 02:00

「ワールドシリーズ・第2戦、ブルージェイズ1−5ドジャース」(25日、トロント) バットを折りながらも、執念で右前に運んだ。2点リードで迎えた八回1死一塁で、ドジャース・大谷は内角低めのチェンジアップに反応。好機を広げる一打で追加点を呼び込んだ。 これでポストシーズン5試合連続安打。シリーズ開幕前に「チームの絆に自信をみんな持っていると思う。試合の中で表現できたらいい」と語っていた通り、投打がかみ ...

(サッカー)湘南黒星、J2降格

日本経済新聞 10月27日 02:00

神戸は既にJ2降格が確定した新潟と2-2で引き分けた。勝ち点62で、首位鹿島と5差の4位。大迫の2得点で先行しながら、後半に追い付かれた。 湘南はJ2降格が決まった。...

(競歩)世界「銅」の実力、新種目でも

日本経済新聞 10月27日 02:00

9月の世界選手権で銅メダルを獲得した35キロが廃止になり、代わって採用が決まった新種目のマラソン競歩(42.195キロ)の国内初レースを勝木が制した。2時間55分台でのフィニッシュに「サブスリー(3時間切り)は聞こえも良くていい」と満足そうだった。 一緒に先頭でレースを進めていた高橋和生(ADワークスグループ)が22キロ付近で脱落。一方の勝木は1...

(短信)宮本会長、2期目続投へ 日本サッカー協会

日本経済新聞 10月27日 02:00

日本サッカー協会は26日に開いた臨時評議員会で、来年3月に1期目の任期満了を迎える宮本恒靖会長(48)の継続を問う投票を行い...

(サッカー)後半追加タイム、PKで痛恨失点

日本経済新聞 10月27日 02:00

湘南は引き分け以下でJ2降格が決まる一戦で、痛恨の黒星。粘りは見せたが、後半追加タイムにPKを与えて失点すると、はね返す力は残っていなかった。山口監督は「結果を出さなければいけない試合で結果を出せなかった」と言葉を振り絞った。 体を張った守備で踏ん張った。ただ反撃のチャンス...

(スピードスケート)佐藤2位「自信取り戻せた」

日本経済新聞 10月27日 02:00

女子1500メートルの佐藤は同走で高木に肉薄した。序盤からチームメートの速いペースに食らいつき、最後のバックストレートでは交差する際にうまく背について加速。この大会の自己記録を更新し、「2周目、3周目としっかりまとめられ、本当に大きい一歩を踏み出すこと...

大阪万博批判、求められた対話力 クリエーターの役割転換点に

日本経済新聞 10月27日 02:00

13日閉幕した大阪・関西万博は、開催前から様々な批判が渦巻いた。その中で万博の建築物やデザインに携わったクリエーターたちが批判に向き合い、対話を重ねる姿が目立った。閉幕に前後して開かれたシンポジウムでの発言から、クリエーターに求められる役割の変化を追った。 「アーティスト、建築家、デザイナーの対話する能力が、専門的な技術よりもすごく重要になってきた。クリエーターの職能が大きく変わる転換点になった. ...

イスラエル産マンゴー、国内滞留で価格急落 不買運動も影

日本経済新聞 10月27日 02:00

イスラエルで特産品のマンゴーの価格が下落している。トランプ関税により米国での販売が難しくなったブラジル産マンゴーがイスラエル産の主要な輸出先である欧州に流入し、競争が激化している。パレスチナ自治区ガザでの戦闘によるイスラエル製品の不買運動も影を落とす。行き場を失ったマンゴーが国内にあふれている。 「今年のマンゴーはどの種類も例年の半額か、それ以下の値段になっている」。商都テルアビブで青果店を営む. ...

(お知らせ)SDGs展の来場登録開始

日本経済新聞 10月27日 02:00

12月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催する「SDGs Week EXPO」の来場登録を開始します。「エコプロ」「カーボンニュートラルテック」「自然災害対策展」「社会インフラテック」「サーキュラーパートナーシップEXPO」の5展を開きます...

井上康明・選

毎日新聞 10月27日 02:00

蛇笏忌や百戸の谿(たに)の月を浴び 富士市 後藤秋邑 <評>飯田蛇笏の忌日は1962年10月3日。生涯を過ごした山梨県笛吹市の集落小黒坂はほぼ100戸。今も変わらぬ月光を浴びる。 ホームランボール吸ひ込む秋の空 鎌倉市 前川卓 <評>高校野球かプロ野球か、吸い込むという表現がいかにも秋らしい。抜けるような…

山本由伸「絶対勝たないといけない。すごく気持ちが入っていた。それがいい結果につながったと思う」【一問一答】

デイリースポーツ 10月27日 02:00

「ワールドシリーズ・第2戦、ブルージェイズ1−5ドジャース」(25日、トロント) ドジャースがブルージェイズに5−1で勝ち、1勝1敗とした。先発した山本由伸投手(27)が4安打1失点で日本選手ではワールドシリーズ初となる完投勝利。メジャーでは24年ぶりとなるポストシーズン2試合連続完投勝利もマークした。「1番・指名打者」で出場した大谷翔平投手(31)は4打数1安打。28日(日本時間29日)の第4戦 ...

(競歩)マラソン競歩、勝木V

日本経済新聞 10月27日 02:00

全日本競歩高畠大会は26日、山形県高畠町で行われ、来年の愛知・名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねたマラソン競歩の男子は、9月の世界選手権35キロで銅メダルの勝木隼人(自衛隊)が2時間55分28秒で制した。世界陸連が来年から35キロをフルマラソンと同じ42.195キロに変更することを受け、国内初の公...

(スピードスケート)高木 薄氷10連覇 女子1500、全日本距離別スケート

日本経済新聞 10月27日 02:00

スピードスケートの全日本距離別選手権最終日は26日、長野市エムウェーブで行われ、女子1500メートルは高木美帆(TOKIOインカラミ)が1分55秒85で10年連続10度目の優勝を果たした。この種目を2007年まで9年連続で制した田畑真紀を抜き、連覇は全種目を通じて単独最多。1500メートルの優勝回数も田畑の10度に並ぶ最多となった。佐藤綾乃(ANA)が0秒12差で2位。 男子1万メートルは17歳. ...

高市政権は「棄民」をつくるな 米欧の教訓、民主主義の自壊

日本経済新聞 10月27日 02:00

「高度計なんて必要ない。自分の感覚ではもっと高く飛べているはずだ」。機長が揚力不足に癇癪(かんしゃく)を起こして計器類を放り出せば、機中の乗客には絶望しか残らないだろう。 米国の政策運営は、この危ういフライトそのものだ。「きょうの雇用統計は私を悪く見せるために不正操作された」。トランプ大統領は8月、減速した就業データに怒りをぶつけて担当の労働統計局長を解任した。 「1990年以降、極右過激派は極. ...

トップアスリート、24%に「うつ傾向」

日本経済新聞 10月27日 02:00

トップ選手が抱える問題の実態調査を日本オリンピック委員会(JOC)が実施し「うつ傾向だと感じたことがある」との回答が24%に上ったことが26日までに、分かった。およそ4人に1人の高い水準。華やかな表舞台の裏で苦悩を抱える実態が浮き彫りとなった。 JOCによると、五輪などを目指す強化指定選手を対象にした網羅的な調査は初めて。 単純比較はできないが、世界保健機関(WHO)は8月、世界の成人の5.7%. ...

(短信)大久保プレーオフ制す 女子ゴルフ下部ツアー

日本経済新聞 10月27日 02:00

女子ゴルフのステップアップツアー、サロンパス・レディース最終日は26日、佐賀県の若木GC(6377ヤード、パー72)で...

(短信)金谷11位、大西は27位 米男子ゴルフ

日本経済新聞 10月27日 02:00

米男子ゴルフの秋季シリーズ、ユタ銀行選手権は25日、ユタ州アイビンスのブラックデザート・リゾートGC(パー71)で第2ラウンドの残りと第...

(ゴルフ)佐久間ぶっちぎり、完全V

日本経済新聞 10月27日 02:00

延田グループ・マスターズGCレディース(26日・兵庫県マスターズGC=6562ヤード、パー72) 佐久間朱莉が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算25アンダー、263で初日から首位を守る完全優勝を果たした。今年6月のアース・モンダミンカップ以来となる4勝目を挙げ、優勝賞金3600万円を獲得。7打伸ばして通算14アンダ...

(プロ野球日本シリーズ)周東5安打、新記録

日本経済新聞 10月27日 02:00

ソフトバンクの2番・周東が満座の本拠地で注目を集めたのは七回。すでに日本シリーズ記録に並ぶ1試合4安打を放っていた集中力を、第5打席も持続させた。 阪神・湯浅が3連続で投じたフォークボールを見極めた。巧みに逆方向へ流し打ち、快足を飛ばして悠々と二塁打にした。シリーズの新記録を告げる場内のアナウンスにも喜びが控え...

(プロ野球日本シリーズ)山川5打点、タカお返し

日本経済新聞 10月27日 02:00

プロ野球のSMBC日本シリーズ2025は26日、みずほペイペイドームで第2戦が行われ、5年ぶり12度目の頂点を狙うパ・リーグ2連覇のソフトバンクが、2年ぶり3度目の日本一を目指すセ・リーグ覇者の阪神に10-1で大勝し、対戦成績を1勝1敗のタイとした。 ソフトバンクは0-1の一回に山川の2点二塁打などで3点を奪って逆転し、二回は山川の3点本塁打などで6点。周東はシリーズ新記録の5安打を放った。先発. ...

安倍元首相銃撃の公判、母の多額献金影響どう判断 手製銃構造も焦点

日本経済新聞 10月27日 02:00

安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪で起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判が28日、奈良地裁で始まる。被告は殺人の起訴内容を認める方針で、量刑が主な争点となる。宗教に絡む問題を抱えた家庭環境が事件に与えた影響や、凶器の手製銃の法律上の取り扱いを巡り、検察側と弁護側の主張が対立している。 被告の母親は1991年、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に入信。教団側に約1億円を寄付し、家庭は困窮し. ...

翼賛体制下、爆発的に売れた「娘時代」 女性の心情つづり50万部

日本経済新聞 10月27日 02:00

1940年2月2日。立憲民政党の斎藤隆夫は午後の衆院本会議で、泥沼化する日中戦争をめぐり政府を痛烈に批判した。「ただいたずらに聖戦の美名に隠れて、国民的犠牲を閑却し……」 軍部は猛反発し、斎藤は国会を追われるが、当時の新聞には「老闘将なほ堅き決意」(2月4日付「中外商業新報」)などと硬骨漢への共感ものぞく。のちに「反軍演説」と呼ばれる熱弁である。 この時期は「銃後の守り」が叫ばれながら、都市モダ. ...

100年後も残したい本作る 大阪の出版社ブレーンセンター稲田紀男会長

日本経済新聞 10月27日 02:00

出版不況の逆風が吹く中、大阪市の出版社「ブレーンセンター」は今年、創業50周年を迎えた。これまでに発行した書籍は累計560点と決して多くはないが、商業主義に走らず、一度出版した本は決して裁断せずに最後まで売り切るという方針を堅持する。創業者で会長の稲田紀男さんは「100年後も残したい本を作り続けていきたい」と力強く語る。 いなだ・のりお 1950年3月生まれ。兵庫県出身。75年に友人と2人でブレー ...

ベンチッチ優勝 東レ女子テニス

日本経済新聞 10月27日 02:00

女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン最終日は26日、東京・有明コロシアムで行われ、シングルス決勝で第5シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第6シードのリンダ・ノスコバ(チェコ...

東京科学大発足1年、「医工連携」で成長の芽 学内融和へ対話続ける

日本経済新聞 10月27日 02:00

東京工業大学と東京医科歯科大学が2024年10月に統合し、東京科学大学が発足してから1年が経過した。理工学と医歯学を融合した「医工連携」による研究が進み、成長の芽が出始めた。統合の効果をさらに大きく育てるためには、それぞれの垣根を越えて連携する機運を全学的に高める必要がある。 「100点満点で点数をつけるとしたら87.5点」。科学大の大竹尚登理事長は9月、日本経済新聞などの取材に対し、統合からの. ...

許家元九段×余正麒八段(2)本戦準決勝第1局

日本経済新聞 10月27日 02:00

〔第73期〕本戦 準決勝 第1局(2)37-56 八段 余 正麒 先番 九段 許 家元 (6目半コミ出し)持ち時間=各3時間(黒8分、白38分) 昭和のツケ一力遼棋聖、芝野虎丸十段と共に「令和の三羽ガラス」とも並び称された許だが、一昨年、十段位を失ってからはタイトル戦への出場がない。本棋戦では1回戦で宿敵の芝野を下しており、勢いに乗って5年ぶりの王座挑戦を目指す。 一方の余は、64期、70期、.. ...

鈴木彩が無失点 海外サッカー

日本経済新聞 10月27日 02:00

【パルマ(イタリア)=共同】サッカーの海外各リーグは25日、各地で行われ、パルマのGK鈴木彩艶はコモ戦にフル出場し、無失点だった。試合は0-0で引き分けた。 オランダ1部でNECナイメヘンの小川航基はズウォレ戦で9分に先制点を挙げて今季リーグ戦4ゴール目としたが、31分に負傷交代した。試合は2-2で引き分けた。 ドイツ1部で堂安律のアイントラハト・...

レスリング元木、U23世界選手権でV 女子62キロ級

日本経済新聞 10月27日 02:00

【ノビサド(セルビア)=共同】レスリングのU23(23歳以下)世界選手権は25日、セルビアのノビサドで行われ、女子62キロ級決勝で昨年のパリ五輪金メダルの元木咲良(育英大助手)がウクライナ選手にテクニカルスペリオリティー勝ちし、優勝を果たした。 23歳の元木は五輪と各年代の世界選手権の計...

日軽金トップが語る「アルミからみた景気」 想定より堅調な国内経済

日本経済新聞 10月27日 02:00

かつて電気の缶詰と呼ばれたアルミニウム。サッシや缶などの日用品だけでなく、自動車、防衛など用途が広がっている。米国のトランプ大統領がアルミ輸入に50%の関税を課すなど話題が多い。アルミ産業からみた景気の先行きを、日本軽金属ホールディングスの岡本一郎社長に聞いた。 ――足元の景気をどのようにみていますか。 「思ったほど悪くありません。トランプ関税の影響が自動車など輸出企業にどの程度あるかこれから見. ...

ゲーム理論の深化と経済課題(1)経済学理論の根幹を支える

日本経済新聞 10月27日 02:00

ゲーム理論は、人や企業が他者の行動に影響を受けながら、自らの行動を決める状況を分析する理論です。価格競争、交渉、国際関係など、相手の存在が意思決定に影響するあらゆる場面で活用されています。 理論の起源は、1928年にハンガリー出身の数学者ジョン・フォン・ノイマン氏が発表した、ゼロサムゲームに関する論文に遡ります。つまり、ゲーム理論の枠組みが整ってから、まもなく100年となるのです。その後、44年. ...

観光で沸く四国経済 瀬戸芸や「あんぱん」、外国宿泊客は1.5倍に

日本経済新聞 10月27日 02:00

四国各県の観光産業がにぎわいを見せている。香川では現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)」に国内外から60万人以上が来場し、高知はNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」をきっかけに旅行者が増えている。徳島や愛媛でもインバウンド(訪日外国人)を中心に客数が増加する。 香川県は瀬戸芸の開催で活気にあふれている。4〜5月に開かれた春会期には約32万人、8月の夏会期には約28万人が来場した。1. ...

駅の顔認証カメラ停止 JR東、指名手配者検知用

日本経済新聞 10月27日 02:00

JR東日本が、指名手配中の容疑者を検知して警察に通報する目的で首都圏の一部駅に設置していた顔認証機能付き防犯カメラについて、今年7月に運用を停止したことが26日までに、同社への取材で分かった。2021年7月に東京五輪・パラリンピックの防犯対策で運用を始めたが、日弁連がプライバシー侵害の恐れがあるとして利用中止を求めていた。 JR東は「政府の個人情報保護委員会や国土交通省から助言を得て進めてきた」. ...

<アイデア工房>宇宙を目指して(下)

日本経済新聞 10月27日 02:00

宇宙を目指して(下)「集中して組み立てていると時間がたつのはあっという間。もっと作りたいな」。相模女子大学小学部6年の加戸進一郎さん=写真(左)=は「宇宙エレベーター」に見立てたロボットのアーム部分を調整する。 ブロック玩具を自由に組み立て、ベルトを昇って球を運ぶ「宇宙エレベーターロボット競技会」。加戸さんは2年生から参加し、関東大会で2回優勝。「課題をクリアして勝ち...

〈News〉ノーベル、子育て家庭の包括的サポート事業

日本経済新聞 10月27日 02:00

■ノーベル、子育て家庭の包括的サポート事業 訪問型の病児保育を行う認定NPO法人ノーベル(大阪市)は10月から、子育て家庭の困りごとを可視化し、包括的に支援する新サービス「まるサポ」を大阪、兵庫、京都の一部地域で始めた。家庭の困りごとを可視化し仕組みづくりから実行まで伴走しながら支援する。 夫婦間の役割分担や子どもの生活リズムの見直しなど、多様な課題に対応する。大阪大学発のベンチャー企業と共同で. ...

〈多様性 私の視点〉部長は会議の促進役たれ

日本経済新聞 10月27日 02:00

前回は、日本企業で多様性が進まない背景の一つに「心理的安全性の低さ」があると述べた。 多様性の価値は、多様な人が意見をぶつけ合うことでイノベーションが生まれる点にある。逆にいえば、自由に発言できなければ意味がない。しかし多くの日本企業は、いまだに全会一致で決めたがる傾向が強い。 その結果、女性や若手、外国人などの発言は黙殺されたり、「お前は何もわかっていない」と叱責されたりすることすらある。心理. ...

吉田修一「タイム・アフター・タイム」(203)

日本経済新聞 10月27日 02:00

遠慮なく炊き込みごはんをよそった久遠が庭へ戻ると、 「おねえちゃん、よっぽど腹減ってたな。大盛りじゃないかよ。よしよし、こっち座れ」 と、チャンプが笑いながら迎える。 丸椅子に腰かけた久遠の丼に、 「ほら」 と、チャンプが角煮を一つ載せてくれる。 見れば、すでに食べ終えた少年たちもいて、リングサイドに敷かれたマットの上でゲームを始めている。 「いただきます」 久遠は大きな角煮に齧(かじ)りついた. ...

死からはじまる(2)「六道十王図」第2幅(部分)

日本経済新聞 10月27日 02:00

この世で肉体が朽ち果てるとき、魂魄(こんぱく)はこの世ならざる世界へと旅立つことになる。死者が三途(さんず)の川を渡ってあの世へ入るという話は、現代人でもよく耳にする。その川には老婆の鬼がいて、亡者の衣をはぎ取り、木の枝に掛け、しなり具合で罪の軽重を計る、というもう少し詳しい話を知る人も、少なくはないだろう。絵は、その老婆の鬼の活動を描いたものだ。が、樹下にはもう一人、鬼がいる。 日本人の死後世. ...

五番勝負第2局(6)藤井聡太王座対伊藤匠叡王

日本経済新聞 10月27日 02:00

〔第73期〕五番勝負 第2局(6)指し手69 ?叡王 伊藤 匠 ?王座 藤井 聡太持ち時間=各5時間(?3時間40分、?3時間17分) ?6六銀 99 ?7三角成9 ?8六飛 ?同 歩 1 ?5七銀成 ?2四歩 77 ?同 歩 3 ?5七金 59 ?3七金 2 ?2三歩 ?同 玉 4 ?5一飛 1 藤井有利に昼食休憩をはさんで、ここで伊藤叡王の1時間を超える大長考になった。問題の局面だ。...

「跡取り娘」地域で推す ライバル地銀が連携、経営者の意識改革

日本経済新聞 10月27日 02:00

人口流出が著しい地方都市で、女性による事業承継を促進する動きが出てきた。山陽地域では、ライバル同士だった地方銀行が連携し、「跡継ぎは男性」という無意識のバイアスを解消するために地域企業などに働きかける。帝国データバンクの調査(2024年)によると、岡山県の女性社長比率は9.1%、広島県は8.8%。全国(8.4%)よりは高いが、多様な人材がさらに活躍できる環境づくりを目指す。息子がいないと承継諦め、 ...

第84期名人戦A級順位戦 増田康宏八段−糸谷哲郎八段 第14局の4

毎日新聞 10月27日 02:00

◇増田の勝負手 夕食休憩の時間が近付いてきた。糸谷の早指しのペースは変わらない。 朝の対局室は25度に設定されていたが、今は23度に下げられた。それでも暑いのか、糸谷は上着を脱いでいる。 図からの[先]7九角にすかさず[後]9五歩と嫌みを付ける。[先]同歩[後]9七歩[先]同香[後]9六歩[先]同香は[後]8四桂が来る。増田も強気に[先]4四歩から[先]4三金とへばり付く。 金交換から[後]9六歩 ...

25年7〜9月期フィンテック動向 調達額横ばいもメガラウンド集中

日本経済新聞 10月27日 02:00

独自の大規模言語モデル(LLM)で財務業務を支援するAIエージェントを開発する米アップゼンは、シリーズDで1億8000万ドルを調達した=同社サイトより2025年7〜9月期のフィンテックスタートアップによる資金調達額は同年4〜6期比で横ばいだった。投資家は大型案件に厳選しており、メガラウンドに資金が集中している。エグジットでは暗号資産(仮想通貨)関連のM&A(合併・買収)が目立った。日本経済新聞社は ...

トランプ氏、カナダへの10%追加関税を表明 批判CMに憤慨

日本経済新聞 10月27日 02:00

【ワシントン=高見浩輔】トランプ米大統領は25日、カナダからの輸入品に10%の追加関税をかけると表明した。24日から始まった米大リーグのワールドシリーズでカナダ側が試合中に放映した関税批判のCMが「事実の重大な歪曲(わいきょく)と敵対的行為」にあたると批判した。 自身のSNSに投稿した。関税が発動する時期や対象範囲は明らかにしていない。トランプ氏は23日夜の投稿でCMに強く反発し、カナダとの関税. ...

長野市長に荻原氏再選

日本経済新聞 10月27日 02:00

任期満了に伴う長野市長選は26日投開票の結果、無所属現職荻原健司氏(55)が、共産党元市議野々村博美氏(68)ら無所属4新人を破り、再選を果たした。多数の団体の支援を得た他、冬季五輪金メダリストの知名度を生かし、幅広く支持を取り込んだ。 荻原氏は1992年と94年、ノルディックスキー複合団体で金メダルを獲得。2004年から参院議員を1期務めた。今回の選挙戦では、子育て施策の推進といった1期4年の実 ...

ハリス前米副大統領、再出馬を示唆 大統領選「おそらく」

日本経済新聞 10月27日 02:00

ハリス氏は英BBCのインタビューで再出馬を示唆した=AP【ロンドン共同】米民主党のハリス前副大統領は25日に英BBC放送が報じたインタビューで、米大統領選への再出馬を示唆した。自身のめいの子どもが「生きているうちに必ず女性大統領を見ることになる」と強調。自身のことかと問われ「おそらく」と回答した。 ハリス氏は今年7月、2026年の米西部カリフォルニア州知事選への出馬を見送ると表明。米メディアは28 ...

あす石橋幸さん、ロシア歌謡コン 新宿 /東京

毎日新聞 10月27日 02:00

ロシアの歌を歌い続ける石橋幸さん=東京都新宿区で 新宿ゴールデン街でバーを営む歌手の石橋幸(みゆき)さん(81)のコンサート「僕の呼ぶ声〜ロシア・アウトカーストの唄たち〜」が28日、新宿区新宿3の紀伊国屋ホールで開かれる。権力に抑圧される民衆の心を題材にしたロシア歌謡などを披露する。 早稲田大でロシア文学を専攻した石橋さんは、芝居と歌の道に入った…

(ゴルフ)日本3決で敗退、豪州が初優勝 米女子ゴルフ団体戦

日本経済新聞 10月27日 02:00

【高陽=共同】米女子ゴルフ団体対抗戦、インターナショナル・クラウン最終日は26日、韓国・高陽市の新朝鮮CC(パー72)で行われ、山下美夢有、西郷真央、竹田麗央、古江彩佳の日本は4位だった。準決勝で米国に、3位決定戦で世界選抜に敗れた。 シングル...

エネルジコ圧倒V 菊花賞

日本経済新聞 10月27日 02:00

3歳三冠の最終関門、第86回菊花賞(G?・芝3000メートル)は26日、京都競馬場で3歳牡馬18頭が出走して行われ、1番人気のエネルジコ(クリストフ・ルメール騎手)が3分4秒0で優勝。2馬身差の2着に2番人気のエリキングが入った。 エネルジコは父ドゥラメンテ、母エノラ、母の父ノヴェール。美浦・高柳瑞樹厩舎。生産者は北海道安平町、ノーザンファーム。馬主はシルクレーシング。5戦4勝。獲得賞金3億18. ...

(サッカー)新潟が終盤2発、意地の引き分け 神戸に食らいつく

日本経済新聞 10月27日 02:00

他チームの結果で前日にJ2降格が決まった新潟が、意地を見せた。 後半にロングボールで攻め、0-2の74分に島村、90分には途中出場した23歳FW若月が同点に。優勝争いに絡む神戸に食らいつき、若月...

きょうのスポーツ

日本経済新聞 10月27日 02:00

野球 東京六大学リーグ 東大―法大、明大―立大(11時神宮)◇サッカー クラシエ・カップ1次リーグ 長野―マイナビ仙台(12時長...

岡田武史 私の履歴書(26)杭州緑城

日本経済新聞 10月27日 02:00

2度目の日本代表監督の後、2012年から中国・杭州緑城(現浙江FC)で外国での監督業に初挑戦した。中国を内側から見るチャンスに好奇心もかき立てられた。 その頃の中国スーパーリーグ(Jリーグ1部に相当)はカオスと紙一重の勢いがあった。広州恒大はワールドカップ(W杯)優勝監督のマルチェロ・リッピを招き、上海申花はコートジボワールのディディエ・ドログバら超一流選手を抱えていた。 緑城はオーナーの方針で. ...

医療の提供体制、全体最適化が必要 松山幸弘氏

日本経済新聞 10月27日 02:00

ポイント ○医療法人の平均経常利益率は悪化の傾向 ○医療ニーズとのミスマッチも赤字の一因 ○欧米にならい最適化を主導する事業体を医療機関の診療報酬は2年に1度、改定される。2026年度の次期診療報酬改定の論戦もすでに始まっている。そこで今後の改定の議論に生かすため、医療法人の損益データの集計結果から、24年度の前回改定の効果を考察したい。 医療法人は医療法により会計年度終了後、3カ月以内に決算届を ...

ルーヴル美術館の窃盗で男2人拘束 仏報道、空港から出国寸前に

日本経済新聞 10月27日 02:00

パリのルーヴル美術館で盗まれたナポレオン3世妃が着用したブローチ=ルーヴル美術館提供・ロイター【パリ=共同】パリのルーヴル美術館から被害総額8800万ユーロ(約156億円)相当の歴史的な宝飾品が盗まれた事件で、フランスメディアは26日、情報筋などの話として、容疑者の男2人が25日夜に組織的窃盗などの疑いで拘束されたと伝えた。うち1人はパリ近郊のシャルル・ドゴール空港で、アルジェリア行きの便に搭乗し ...

グローバル起業家の育成急げ 福永祐一氏

日本経済新聞 10月27日 02:00

日本経済復活の鍵は、戦略的グローバル人材育成にある。縮小する国内市場への対応策として、世界で外貨を稼ぐイノベーション企業の創出が急務だ。日本経済の現状は厳しい。名目GDP(国内総生産)はドイツに抜かれて世界第4位に後退し、世界GDPに占める日本のシェアは4%まで低下した。一方、米国や中国では起業家のグローバルネットワークがイノベーションエコシステムを形成している。 世界のユニコーン企業を見ると、. ...

書を芸術へと昇華 井上有一、庶民視点で描く 渋谷で展覧会 /東京

毎日新聞 10月27日 02:00

書を独創的な芸術に昇華させ、前衛美術やグラフィックデザインの分野でも高く評価された書家、井上有一(1916〜85年)の展覧会「井上有一の書と戦後グラフィックデザイン 1970s―1980s」が、渋谷区立松濤美術館で開かれている。11月3日まで。 小学校教員として働きながら50年代から書家として活動。精いっぱいに日常を生きる庶民の視点で描いた、エネルギーに満ちたダイナミックな書体が特徴だ。モノクロの ...

片山由美子・選

毎日新聞 10月27日 02:00

山茶花(さざんか)の風なき庭に散りやまず 枚方市 門川清秀 <評>サザンカはつぎつぎに花が咲くと共に散りつづける。風のあるなしにかかわらず散るというのがいかにもこの花らしい。 露の玉転がりながら光りけり 相模原市 はやし央 <評>露の玉の「玉」には、形だけでなく貴重なものという意味もある。それを象徴する光…

先が長い挑戦、続けるために何が必要ですか?

日本経済新聞 10月27日 02:00

北野社長の提示した「先が長い挑戦、続けるために何が必要ですか?」という課題に対し、多数の投稿をいただきました。紙面掲載分を含めて、当コーナーでその一部を紹介します。 ■目標までの階段を作る 伊藤 舞花(中央大学経済学部2年、20歳) 「現在地から目標までの階段」を作ることが大切だと考える。私は塾講師として高校生の受験勉強をサポートしている。生徒が志望校に合格できるように「現在地から目標までの階段」 ...

iPhoneネーティブの学生、「次もiPhone」97% にじむ同調圧力

日本経済新聞 10月27日 02:00

学生の間で高いシェアを誇る米アップルのスマートフォン「iPhone」。日経MJが利用者500人の学生に調査すると、97%が次のスマホもiPhoneにすると回答した。6割弱が「iPhoneでないと肩身が狭い」と回答するなど、同調圧力を感じさせる結果も。物心ついたころからアップル製品に囲まれた「iPhoneネーティブ」の実態を追った。 「iPhone以外の選択肢を考えたことすらありませんでした。改め. ...

26日の高市首相の動静

日本経済新聞 10月27日 02:00

(現地時間) 午前 マレーシア・クアラルンプールの宿泊先のホテル「インターコンチネンタル・クアラルンプール」で過ごす。 午後 クアラルンプールコンベンションセンターでフィリピンのマルコス大統領と会談。クアラルンプール日本人墓地で献花。国家記念碑で献花。同コンベンションセンターで日本・東南...

維新の連立政権入り、69%が理解 維新支持層は9割

日本経済新聞 10月27日 02:00

日本経済新聞社とテレビ東京は24〜26日の世論調査で、自民党と日本維新の会の連立政権について聞いた。維新は高市早苗内閣に閣僚を出さない「閣外協力」を選んだ。「閣外協力でよい」の割合が50%を占めた。 「閣僚を出すべきだ」は19%、「政権に入るべきではない」は20%となった。閣外と閣内をあわせて半数以上が維新の連立入りに理解を示した。 維新の支持層に限ると「閣外協力でよい」が7割で全体の割合よりも. ...

/515 上田岳弘 倉田悟・絵

毎日新聞 10月27日 02:00

私はたぶんもうもといた場所にはいない。駄目じゃない飛行機、ポゴ改改改に乗って、随分飛んだから。こちらの世界についての知識がそう深くない私には正確なところはわからないけれど、きっとここは別の名前で呼ばれている場所のはずだ。あの荒野の塔の上で、火が入れられたポゴ改改改は空を指さすみたいに強烈な光を放って、その方向へと飛んだ。それから、水平移動を開始して、この壊れかけの街へと降り立った。

経済・安保圏の拡大、東南アジア基軸に 高市外交が始動

日本経済新聞 10月27日 02:00

マレーシアを訪問中の高市早苗首相は26日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議に出席し本格的な外交デビューを果たした。米中対立や世界の多極化が進むなか、まずは地政学的にも重要な東南アジアとの経済・安全保障面での連携強化をめざす。 「ASEANは心と心のつながる信頼のパートナーとして関係を構築してきた」。首相は会議の冒頭でASEANとの関係をこう表現した。そのうえで海洋安全保障やサイバー. ...

「わかる」とは=染野太朗

毎日新聞 10月27日 02:00

短歌にあまり触れてこなかった、しかし興味はあって自分でもいろいろと読んでみたい、という方々と話す機会がこのところ多くあり、そのたびに、でも短歌ってやっぱり敷居が高い、読み方の正解がわからない、といった話もよく聞く。それに対して私は、まずは自由に楽しんで短歌に慣れて、さらに興味が湧いたら誰かの鑑賞や批評を参考に、自分なりの読み方を少しずつ身につけていけばよいのではないか、などとお伝えする。 とはいえ ...

トランプ氏との向き合い方 米大学教授らが歴史から読み解く

日本経済新聞 10月27日 02:00

トランプ米大統領が第2次政権発足後、初めて日本を訪問する。昨年11月の大統領選での勝利からまもなく1年。世界を驚かせ続けてきた第2次政権は米国史の中でどう位置づけられるのか。外交と内政の専門家が点検する。 ◇ ◇ ◇ 孤立の衝動は建国以来 ジョージタウン大教授(国際政治) C・カプチャン氏トランプ政権は米国史と断絶しているわけではない。その歴史的連続性を確認するには、射程を建国期から2...

トランプ氏、ブラジル大統領と会談 最高50%関税下げへ「手打ち」探る

日本経済新聞 10月27日 02:00

【クアラルンプール=坂口幸裕、サンパウロ=水口二季】トランプ米大統領は26日、マレーシアの首都クアラルンプールでブラジルのルラ大統領と会談した。ルラ氏の政敵の扱いを巡る対立を発端に、米国はブラジルに世界最高の関税率を課した。引き下げも視野に「手打ち」を探るとみられる。 両首脳の対面での会談は9月の国連総会で短時間話して以来になる。ブラジル側が打診したという。ルラ氏は米国が8月に発動した累計50%. ...

白バイ一筋40年、定年後スタートアップへ 異なる文化に刺激受け成長

日本経済新聞 10月27日 02:00

ミドル・シニアの転職先にスタートアップが選ばれるケースが徐々に増えている。培った経験や強みを創業間もない会社で生かせるだけでなく、自身も若い社員から刺激を受け、さらなる成長につなげられるためだ。 「公園の近くを走行する時は、子どもが飛び出してくるかもしれないから速度を落として」。首都圏の公道を走行中、車内外にカメラを搭載した自動運転の開発車両の助手席で、木下薫さん(60)がドライバーに細かく指示. ...

丸紅、豪州で賃貸マンション参入 住宅不足で日本勢の進出活発に

日本経済新聞 10月27日 02:00

丸紅はオーストラリアで賃貸不動産の開発に参入する。2027年の完成を目指し、現地の不動産会社などとメルボルンで同国最大級のタワーマンションを建設。都市部で開発案件を増やして30年代に豪州の運用資産残高を3000億円に増やす。豪州は移民の増加で住宅不足が深刻になっており、日本企業の不動産開発が活発になってきた。 メルボルン中心部の再開発地区で地上24階建てのマンションを近く建設する。中心オフィス街. ...

車部品に再生プラ活用 全国10カ所の回収拠点整備、EU規制にらむ

日本経済新聞 10月27日 02:00

自動車部品に再生プラスチックを使う取り組みが動き出す。環境省は補助金を出して、再生プラの素材を集めて自動車部品メーカーにまとめて卸す民間拠点を全国で整備する。欧州連合(EU)が検討する再生プラ活用を増やす規制への対応も視野に、廃プラ削減を進める。 2027年度にも最初の拠点を開く。拠点は全国で10カ所前後となる。回収業者は小規模企業が多いため、再生プラ素材を集約してメーカーが求める量と質の確保に. ...

「対中で譲歩しても中国がポケットに入れるだけ」 元米補佐官の警鐘

日本経済新聞 10月27日 02:00

第1次トランプ政権で米大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたマクマスター氏は24日、日本経済新聞のインタビューで、中国がロシアや北朝鮮を含む「侵略者の枢軸」の基盤になっていると警鐘を鳴らした。台湾問題などで譲歩すれば中国はそれをポケットに入れるだけだとも語った。 中国は「侵略者の枢軸」に――トランプ米大統領が2期目では初めてアジアを訪問します。 「日本の防空識別圏(ADIZ)や台湾周辺での中.. ...

高市内閣、50代以下の8割支持 国民民主党や参政党も吸収

日本経済新聞 10月27日 02:00

日本経済新聞社とテレビ東京は24〜26日の世論調査で、高市早苗内閣がどのような人から支持を受けているか分析した。年代別では現役世代を中心に人気を集める。与党の支持層だけでなく国民民主党や参政党など野党の支持者も吸収する。 直近の石破茂内閣(2024年10月)のほか、岸田文雄内閣(21年10月)、菅義偉内閣(20年9月)の発足時と比較して、高市内閣がもつ支持の構造を探った。 高市内閣の支持率を世代. ...

〈LBSローカルビジネスサテライト〉ワインで一点突破の町

日本経済新聞 10月27日 02:00

北海道の70を超えるワイナリーのうち、約3割は余市町に集まっている。同町は2011年に道内で初めてワイン特区に認定され、中小規模のワイナリーやブドウ生産者が増加した。「ワインで一点突破」をテーマに地域振興に取り組んできたのが、18年に就任した齊藤啓輔町長だ。 醸造用ブドウの栽培は1980年代から本格化した。従来は寒さに強いドイツ系品種が中心だったが、ワイン愛好家から支持を集めるフランス系のピノ・. ...

クラボウの西垣社長、熊本工場新棟で「半導体装置部品、迅速に供給」

日本経済新聞 10月27日 02:00

クラボウは半導体や太陽電池といった成長分野に注力する。7月には熊本県菊池市の工場で新棟が稼働し、半導体製造装置部品の開発・生産能力が2倍になった。西垣伸二社長は「顧客の求めに応じ、迅速に製品を開発して供給する」と話す。 ――新棟が稼働を始めた熊本県の工場の役割は。 「半導体製造装置に使う高機能樹脂部品を作っている。他の産業と比べて、半導体製造装置の技術開発は早いサイクルで進む。装置メーカーから選. ...